弁護士に相談するまで 第3話「弁護士はどう選ぶ?」

弁護士はどう選ぶ?

1 高名な先生ならよい?

弁護士はどうやって選べばいいんでしょう?医者であれば、高名なお医者さんを選ぶとか、口コミのよい病院を選ぶとか、そういう感じかな。でも弁護士さんにも口コミってあるのかな。

弁護士も、基本的には医者と同じかなあ。弁護士にも有名な先生もいればそうでない先生がいる。但し、高名だからといって、頼もうとしているお仕事が得意分野だ、とは限らないことに注意だね。

弁護士さんにも専門分野があるということ?

まあ最近はそういう傾向が強いね。特殊な領域を頼むなら、その専門性を謳っている弁護士がいいだろうね。

高名な先生ならなんでも出来るオールラウンダーとは限らないのね。

 

2 口コミはどう?

ネットで弁護士名を調べてみると、「~弁護士、懲戒」等のニュースを見ることがあるんだけれど。

懲戒というのは、弁護士の倫理に違反した者に下される処分のことだね。典型的なものでいえば、依頼者から預かったお金を横領してしまうとかね。こういう、あからさまな犯罪行為で懲戒にあっているような弁護士は、特段の事情が無い限り避けた方が無難だと思うね。

じゃあ、事務所の口コミが余り良くない事務所はどうですか。

口コミというものは、書き込む人間の属性がそもそも偏っていると感じることがあるしね。そもそも、書かれていることが本当かどうかはわからないから、そこまで重視する必要はないとおもう。しかも、事務所っていったら複数名の弁護士が所属しているだろう。結局は、事務所としてどうなのかというよりは、実際に業務を行う弁護士個人がどうなのかっていうことだと思うね。弁護士個人に関する口コミサイトは、現状ないんじゃないかな。だから、会って確かめるという方法しかないんだろうなあ。

3 専門分野で選べばよい?

結局、専門分野で弁護士を選べばいいの?

確かに、さっき言ったように、非常にマニアックな法律分野に関して言えば、弁護士の「専門」は非常に大きな意味を持つと思う。例えば、「宇宙デブリの処理について教えて頂きたいです!」とか。普通の弁護士ではわからないよね(僕も全くわかりません)。

離婚はどう?それも専門的?

離婚・相続は非常に多い事件類型の一つだからね。弁護士であれば、誰でも一定の水準で処理は出来るから、これを敢えて「専門」と謳っている弁護士に依頼する必要はないと思うね。

結局、どうしましょう?

結局どうすれば良いのかな。

結論、専門性が高くない法律分野に関する相談であれば、敢えて、専門性で選ぶ必要はない。
では、何で選ぶか、それは、結局、「仕事人として信頼できるかどうか」です。弁護士といえど、人間だ。話していて、「どうもうさんくさいなー」とか「えらそうだなー」とか、思うところもあるでしょう。そういう「感覚」ってすごく大事だ。弁護士との付き合いは、訴訟になれば最低でも1年、長ければ10年越しの付き合いになることもあるわけです。ですから、フィーリング的な部分でも「合う」「合わない」は非常に大事。
でも、弁護士と「合う」「合わない」は、直接会って判断するしかないよねえ。どうやって弁護士に出会えばよいの。

5 弁護士との出会い方

⑴ 知り合いパターン

知り合いに弁護士がいるなら、その人に頼むのもありだね。でも、その場合でも、ネット等(特に懲戒歴の有無)でその弁護士さんに関する情報は集めておきましょうね。知り合いの知り合いだからといって、安易に頼んじゃあいけません。

⑵ 弁護士会の検索システムを使うパターン

例えば大阪弁護士会には、次のような弁護士検索システムがある。

http://www.osakaben.or.jp/03-search/

ここでは、大阪の弁護士を氏名や得意分野から検索出来るよ。

⑶ 無料相談を使うパターン

弁護士に「相談する」だけであれば、弁護士会や法テラス、地方自治体が開催している無料相談会もある。

そういうところにまず相談に行って、その弁護士さんが気に入れば、委任をするというのも良いと思うね。

⑷ ネットで検索して事務所のホームページを発見する

ネットで「大阪 弁護士」と検索し、今は大体ホームページのある事務所が多いから、そういうところから相談を申し込むのも良いとおもう。

まずは相談ね。気に入れば依頼するといいわけですものね。

6 結論

5で紹介したような出会い方で、弁護士とまず出会いましょう。相談してみて、「信頼できる」と思えば、その弁護士に依頼して下さい。弁護士も人です。「感覚」は非常に大事です。

「相談に行って依頼しない、それでもOKなの!?」

とりあえず相談というけれど、「あーこの弁護士さんきにいらないなー」と思ったときに、依頼をしないというのは失礼ではない?大丈夫?

まあ、そりゃあ弁護士も依頼して欲しいと思うだろうけど、合わないなら仕方ないよね。着手金を支払ってしまった後に「やっぱりやーめた!」といっても、着手金は返ってこないケースがほとんどだと思うから、断るなら早めにだよね。あと、フィーリングが合わない弁護士は、後々もトラブルになる可能性があるからね。注意。

じゃあやっぱり合わないなーと思ったら、断らないとだね。

うむ。長期間にわたる付き合いになるし、大きな額を払うことになるんだ。とても大事な選択だと思うよ。但し、合おうが合うまいが、自分の依頼が急を要するものかどうかはよくよく耳を傾けて聞くことだね。

というと?

法律問題には、とても急ぎの案件というのがある。例えば、典型的な事例でいえば、消滅時効が絡むような事案だ。

消滅時効ってなに?

消滅時効というのは、一定の期間、権利を行使しなければ、その権利が消滅してしまうというものだ。例えば、簡単にいえば、ぷにすとんがマイケルに100円を貸したとしても、そのお金を返してくれという権利は、10年経つと消滅してしまうんだ。

ええ!そんな!まあ貸してないけど!

消滅時効期間が明日に迫っている!というような場合には、消滅時効が完成してしまわないように、相手にすぐ通知を送らなければならない。そんなことを弁護士が言っていたら、「ああ、すごくこれは急ぎの件だなあ」と思うよね。弁護士をもう少し選びたいと思っても、その日のうちに選ばないといけなかったりするわけで、気に入らない弁護士にあたっても、とりあえず急ぎの件かどうかくらいは、ちゃんと聞いておこうね。

はい。とても大事なことね。

 

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